香川県に、全国的にも珍しい「髪」に関するご利益をいただける神社があるのをご存じでしょうか。
髪にまつわる神社といえば、京都・嵐山の御髪神社（みかみじんじゃ）が「日本で唯一の『髪』をお守りする神社」として有名です。
実は香川県高松市にも、「髪」の神様をお祀りする神社があるんです。
こちらの髪授神祠（はつじゅしんし）というお社です。
髪授神祠は、「高松市の氏神さま」として有名な石清尾八幡宮（いわせをはちまんぐう）の境外社です。
石清尾八幡宮の境内から脇道を進み、徒歩3分ほどの距離です。
髪授神祠のお社は、蜂穴（はちあな）神社という神社の境内に鎮座しています。
こちらが蜂穴神社です。
髪授神祠の建立は1956年（昭和31年）。
御祭神は
飽昨能宇斯（あきぐいうしのかみ）
北小路采女亮藤原政之公（きたのこうじうねめのすけふじわらのまさゆきこう）
飽昨能宇斯（あきぐいうしのかみ）は、日本最古の「髪をお守りくださる神様」です。
北小路采女亮藤原政之公（きたのこうじうねめのすけふじわらのまさゆきこう）は、鎌倉時代の髪結い師で、「日本理容業の始祖」と伝えられています。
日本で初めて『髪結い』の商売を始めた人物とされ、新羅人から理髪の技術を学んだのち、武士の髪を剃り、結うことを生業とするようになったそうです。
北小路采女亮藤原政之公は、京都の御髪神社でも御祭神としてお祀りされています。
白髪や薄毛、抜け毛など髪にまつわる悩みにご利益をいただけるほか、美容・理容業界の方も多く参拝に訪れます。
また、こちらの神前に赤ちゃんの初毛（うぶげ）をお供えすると、その子は一生美しい髪のままでいられるという言い伝えがあります！
老若男女問わず、ぜひお参りしたい神社ですね。
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